どうも、高橋慶行です。
米国株の大暴落が
現実的になってきた判断理由を
共有します。
日本、米国の株式市場が今、
乱高下を繰り返しているけど、
その理由は7月30日に開かれた
金利の会議FOMC。
本来は、
利下げになると株は上がりやすいけど、
ついに利下げが現実的に起こると決まれば
当面の買い材料が出尽くしてしまった
ということが今の乱高下の第一理由です。
利下げが上昇材料となりにくくなったので
市場の注目はアメリカの景気後退に移り、
7月のISM製造業景況指数と雇用統計が
低調だったので8月に、
長期金利の急速な低下からの円高、
円高からの日本株暴落につながったんだよね。
8月30日NYダウが史上最高値を更新したけど
9月1週目に再度、景気悪化リスクが発生し、
再度、急落につながりました。
実はアメリカの景気減速は
今に始まったことではないんだけど、
それでも米国株が上がっていたのは、
AI関連、ハイテク株への過度の期待が、
景気悪化を食い止められる市場の予測があったから。
でも、長期的な視点に立つと、
AIは確かに経済を加速させる可能性はあるにせよ、
経済の基盤になるには難しく、
この半年から1年、利下げによって景気悪化を
食い止められるかと言えば、ほぼ不可能と思います。
では今後、どうなるかというと、
鍵を握るのはやっぱりインフレ動向で、
ベストはこのままインフレが鎮静化して、
FOMCで9月17~18日の利下げに踏み切ること。
インフレが予想外に高止まりして、
FRBが積極的に利下げを進められない状況になると、
2020年以降の前代未聞の金融緩和や財政支出によって、
力技で作り出された好景気、株価予想が終了する展開は
今までの〇〇ショックに似ているとか、〇〇危機のパターンに
似ているとかいう次元ではなく、
予想ができないレベルの大暴落につながる可能性があるってこと。
リスク管理が今、
一番大切な時期に差し掛かってきました。
長期分散投資で防げるほどの展開かどうか、
本当にわかりませんので、ご注意ください。
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